ROLAND
JUNO-6

当時の価格 169,000円
中古の相場 3万円前後
発売年 1982
発音ボイス数 6
MIDI / CV DCB
レア度
ビギナー向き ★★★★★

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これはポリフォニックが遂に10万円台にまで下がってきた! という頃に登場した廉価版JUNOです。VCOの代わりに、ピッチの安定したDCO(Digital Controlled Oscilator)を採用しているのが特徴です。コーラスが内蔵されていますが、これはDCOの音の厚みをフォローするもの。でもこのコーラスは結構使えます。当時大流行したオート・アルペジエイターも内蔵していて、外部とクロック同期もできます。しかし難をいえば音色のメモリーができない! これが最大の欠点でしょう。当時、こいつはEGも1つしかないし、安物として敬遠されていましたが、とはいえ今この音を聞くと結構新鮮です。いい音してます。パッド系は絶妙です。このシンセでいいパッドの音を作るコツはHPFを少しだけかけることと、ADSRを4つとも上から8割くらいのところにセットしたゆったりめのタイムにすること。あとVCFのKBDを少し上げることです。あとは好みでセットしてみてください。

 

コーラスにノイズが乗ってしまうという典型的な故障もJUNOシリーズ特有のものですが、ほとんどの場合はコーラス回路に使われているICチップの劣化が原因のようです。

※MIDI改造できますが、上級者向けです。