Sequencial
Circuits
drumtraks

当時の価格 240,000円
中古の相場 5万円前後
発売年 1981-1984
発音ボイス数 12
MIDI / CV MIDI(sync不可)
レア度 ★★★
ビギナー向き ★★★

info(at)proun.net

当時としてはまだまだ新しかった、フルサンプリングのドラムマシーンです。音色はLinndrumに近く、明らかにLinnを意識した構成になっています。
音色ROMがかなりたくさん発売されていて、キックだけ、スネアだけといった具合に、個別にチップを交換できます(だいたい1つ1万円程度だった)。
しかしそのROMを今入手するのは相当困難です。
ピッチの記憶もできますが、ピッチの変更は1音分のメモリーを消費してしまうため、節約していかないとソングは十分に組めません(記憶ステップ数は最大3300)。パターンは100種類組めます。
MIDIが付いていますが、MIDI CLOCKにはなぜか対応しておらず、PHONE端子でクロックを入れます(LinnDrumに付いているものと同じで、DIN SYNCとのコンバーターを自作するか、ヨーロッパの小さなメーカーがこのコンバーターを販売しているので通販で入手するしかありません。
参考サイト:http://www.dinsync.com/

パラアウトも6つ付いています。外観はProphet-5に近い高級感がありますが、中古はパッドがいかれているものが多いので注意が必要です(ちなみにパッドはタッチセンシティブではなく、ベロシティ強弱やピッチ変更をプログラムしたいときは、パターンをストップした状態でピッチ、音量を調整してから記憶させたいパッドを1回叩き、パターンを走らせて任意のタイミングで再度叩いて入力していきます。またピッチと音量を記憶させた情報は記憶後に確認する方法がなく、音を聴いて判断するしかありません。一音一音違う音量やピッチにしたい場合は地獄のような作業が待っています。プログラム自体は難しくありませんが、そういう部分はかなり面倒くさいです。なお、ピッチ・音量を記憶させていない場合は、パターンを再生中につまみを回せばリアルタイムで変更できます。)